CISSPの受験記録
CISSPの試験に独学で合格しました。勉強期間は約4か月ほどです。
情報セキュリティ業務経験はほとんどありません。
まだまだ日本での受験者も少ないマイナー資格ですので、非常に簡単にですが、利用した参考書などをまとめておこうと思います。
これからCISSPを受験する方の参考になれば幸いです。
【筆者紹介】
・金融機関のIT部門の若手社員。
・情報セキュリティの業務経験はなし。
・基本情報技術者と応用情報技術者に合格済(勉強を始めた時点)。
【勉強方法】
50万円程度かかるセミナーの利用は経済的に厳しかったので、独学での合格を目指しました。
まず先人のCISSP受験体験記を読ませていただき、利用すべき参考書の情報収集をしました。
私が利用した参考書は以下のとおりです。
インプットとして①と②と通読した後、アウトプットとして③、④を3周ほど回し、90%以上解けるまで続けました。
①暗号技術入門
情報セキュリティの基礎知識である暗号についてわかりやすく教えてくれる本です。
応用情報技術者で学習済の分野でしたが、本書を読むことで理解を深めることができました。
読み物として面白かったので、CISSPに関係なくおすすめです。
一読し、次に進みました。
②ALL IN ONE CISSP
やや翻訳が怪しいところはありますが、CISSPでは本当に貴重な日本語で書かれた参考書です。内容も平易で、英語が苦手な方にとってはぜひおすすめです。
出題ドメインの大半をカバーできているとのことなので、一読プラスよくわからなかったところを再度読み直しました。
インプットよりアウトプットを重視したので、①と②はともに軽く読んだだけです。
③EXAM CRAM CISSP
CISSP Practice Questions Exam Cram: CISSP Pract Quest Exam Cram_4 (English Edition)
- 作者:Gregg, Michael
- 発売日: 2016/06/27
- メディア: Kindle版
洋書です。基礎レベルの4択問題が1000問以上収録されています。
④OFFICIAL PRACTICE TESTS
洋書ですが、公式問題集ということで、利用必須かと思われます。
こちらも4択問題が1000問以上収録されている問題集です。
メールアドレスを登録することで、オンラインで問題を解くことができます。非常に便利でした。
学習記録も残せるので、間違えた問題のみ再度解く、といったこともできます。
③と④を繰り返し解き、ほぼ全ての問題を理由込みで解けるようにしました。
大体3周程度こなしたことになると思います。
非常に高価で利用していませんが、有用な本だと思います。
お金に余裕がある方はぜひ。
【受験当日】
東京在住なので東京会場で受験したかったのですが、平日しか予約ができませんでした。仕方なく、大阪会場を予約しました。
試験内容はIDAに反するため記載しませんが、テストセンターで最長6時間の試験となります。途中休憩、見直し込みで4時間ほど経過した辺りで提出し、合格通知をその場で受領しました。
【合格後】
メールにて正式に合格通知が送付されてきます。私は業務要件を満たしていないので、準会員として認定をいただきました。